oku096’s diary

男子校出身の日常

ただの童貞ではない。強い童貞なのである。

残念なことに2週間ほど前、自分の部屋にゴキブリさんが出てしまいました。ワンルームでひとり暮らしをしている僕は殺虫剤など持っていなかったのでただ見守ることしかできません。しばらくすると隙間に逃げられてしまい、1時間たっても出てこなく、その日はもう遅かったので寝ました。次の日、また同じくらいの時間に、そこから昨日のGが出てきました。やつは2時間くらいじーっくり僕の部屋を一周するとクローゼットの中に入ってしまいました。ふぁっ!?こうしてこれから僕はクローゼットを締め切ってクローゼット無しの生活を強いられました。3日目にして洗濯で干してたパンツが尽きたので意を決してクローゼットをいざ開けるとそこにやつの姿はありませんでした。幸か不幸かこのクローゼットの中で死んでしまったのでしょうか?僕はここから平穏な日常を取り戻したかに見えました。

 

しかし!

 

多分ヤツには部屋中に卵を産み付けられてしまっていました。ここ1週間ほどですかね、2ミリくらいの茶色いやつがよく壁を歩き回っているんです。今日も3匹くらい潰したんですけどね、もうこれ完全にアウトですよ。ゴキブリのコロナ禍。ゴキブリのパンデミック。ゴキブリの非常事態宣言。ゴキブリの布マスク2枚。ゴキブリの10万匹給付。イラナイッ!

 

まあこういう訳で10万匹給付を受け取ってしまった僕の部屋は侵入経路不明のゴキブリが100%という事で緊急アラート発動です。部屋の人口10万人あたりのゴキ数は基準値を大幅に超えています!ちょうど今部屋の電気が真っ赤に点灯しました。夜の部屋は危険です。

 

そんな僕の部屋で唯一頼れる物はシングルベッドだけ。ひとり暮らしを始める前、女の子をいっぱい泊めることもあるだろうとお母さんにセミダブルが欲しいとは言えずタンスのゲンのサイトで1番安いシングルベッドを選んでしまい後悔していたが、今ではこのシングルベッドもすごく立派に見える。ゴキブリから唯一僕の身を守ってくれているのだ。

 

本音を言うならば僕が女の子をゴキブリから守りたかった。けれど守る女の子がいないどころか、女の子を部屋に入れたことが1度もない。もしかすると、この部屋に女の子を入れない事こそが1番女の子を守っているのかもしれない。そう思えば、僕はただの童貞ではなく、世界中の女の子を守っている心の強い童貞なのである。世界中の童貞たちには僕を見習ってほしい。以上男子校こじらせ童貞より。

 

(45分)