oku096’s diary

男子校出身の日常

今日はボケ無し、ただの日記。

今までYouTubeというものをそんなに見たことがなかったが、最近パーカーというYouTuberにハマった。彼は神戸大学の学生なのだが、大学に友達がひとりもいない。いわゆるぼっちってやつだ。そんな大学ぼっちの彼が投稿するのは、「1人で○○やってみた」や「ぼっち大学生の1日の過ごし方」といった日常動画。初見ではこんなん何が面白いんだ、と疑問だったが見ていくうちに不思議な魅力に取りつかれる。

大学生というのは基本的にバカな生き物だ。友達が多くウェイしてるのが1人前の大学生と言わんばかりに陽キャそうな奴と頑張って友達になり頑張ってウェイウェイしたがる。だから周りから見てウェイしてそうに見えない奴はバカにされる。友達がいなくてもバカにされる。お前友達いなくて大学生楽しんでないみたいだけど大丈夫?と謎の心配をされる。

だから去年大学生1年で友達もほぼおらずウェイすることもなかったような僕は友達多いが成功という価値観にとらわれたがためにものすごくコンプレックスを持っていた。例えばよく訳の分からない奴に「お前友達いないもんな」と謎のマウントを取られたことがあるが、手に持っていた食べかけのスイカバーをそいつの頭の上でぶちまけてやりたかった。(実際にする程の度胸はない。)

いっぱい友達を作って陽キャになってキラキラする!ということはすぐに諦め、程よい陰キャ感を醸し出すこと半年、冬くらいになると新しい友達が増えていった。大学デビューに憧れ少し無理をしてウェイしていたような奴らがそんな生活に疲れてしまったのだろうか、程よい陰キャの僕のもとに集まってきたのだった。

こうして1年間僕は友達関係について頭を悩ませていたのだったが、パーカーチャンネルの動画を見た時、ハッとさせられた。別に友達なんかいなくても1人でも満足度の高い生き方ができるんだと。僕にとってそれはとても新しい価値観だったが、彼が何でも1人で行動に移していく姿を見るととてもカッコよく見えた。

すっかりパーカーのファンになってしまった僕はTwitterでもInstagramでもフォローし、先週彼のエッセイ本が発売されたが、発売日に買って読んだ。そしてパーカーに媚を売るように、彼の本を買ったというストーリーをメンション付きでやった。

 

遂に今日パーカーからフォローされた。

 

嬉しかった。ぼっち大学生からフォローされただけなのに嬉しかった。

 

(55分)